SUPアクティビティアイキャッチ画像
SUPお役立ち

【SUPとは】SUPボードでできる多彩な楽しみ方|アクティビティの種類

SUPをやっていると、その光景を見ていた方から

ビーチでの会話
 (ボードを指して)これって何ていうの?
 自分にも持てそうかな、どのくらいの重さがあるの?
 どうやって膨らませているの?

など、声をかけられることがとても多いです。

難しくなさそうだしとても気持ちよさそうに見えるみたいで、やってみたいな、とSUPに興味を持たれてのご質問のようです。

そうなんです。SUPは他のマリンスポーツ・ウォーターアクティビティに比べ易しく手軽に始めることができ、自然の中で心地よく楽しむことができます。また、多彩な楽しみ方ができるので、ご自身の趣向に合った楽しみ方ができるんです。

今回は、そのようなSUPに興味がある方や、マリンスポーツ・ウォーターアクティビティをやってみようかなとお考えの方へ向けて、SUPって何?SUPボードでどんな楽しみ方ができるの?(アクティビティの種類)について、掘り下げてご紹介します。

スポンサーリンク

目次に戻る   

SUP(サップ)とは

水色の海でSUP

Stand Up Paddle Bord(スタンドアップパドルボード)、略してSUP(サップ)と言います。
サーフボードより一回り大きなボードで、カヌーのオールのようなもの(パドルと言います)で漕いで進むことができる、ハワイ発祥のウォーターアクティビティです。

SUPボードは、船としてはかなりコンパクトながらもボードとしては大判の部類。そのためSUPは他のマリンスポーツ・ウォーターアクティビティと比べ、浮力が強く水上での安定性が高いのに小型なので、初心者の方でも乗りこなすのが比較的簡単で、保管や持ち運びがしやすく、コスト面でも安価です。総じて手軽なことが特徴です。

また、そのボードの特性から水上での様々なアクティビティに対応し、性別年齢問わず多様な趣向の方が楽しむことができます。超小型マイクルーザーとしてマイペースに水上散歩をしたり、アウトドアでの体験を楽しんだり、女性に人気のヨガのようにじっくり体を動かすものや、ハードに体を動かす競技的なアクティビティとしての楽み方まで、楽しみの幅がとても広いこともSUPの特徴です。

以下からは、SUPでどんな楽しみ方ができるのか、アクティビティの種類や詳細について触れて行きます。

スポンサーリンク

目次に戻る   

SUPボードを使った多彩なアクティビティの種類

一口に「SUP」と言っても、先に記載した通り、スポーツ強度の強いものから軽めのもの、アウトドアのように体験することを楽しむなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。購入するSUPボードの種類によっては、これら全部を網羅的に一台のボードで楽しむこともできます。

  • SUPで水上を散歩する「SUPクルージング」
  • 田中律子さんがやっているような「SUPヨガ」
  • SUPで釣りする「SUPフィッシング」
  • SUPで波乗りする「SUPサーフィン」
  • SUPでスピードを競い合う「SUPレース」
  • さらに進化を続ける最先端SUPアクティビティ「Wing SUP、River SUPなど」
それぞれの詳細を書いていきます。

SUPクルージングとは

SUPクルージングの様子

超小型マイクルーザーとしてマイペースに水上散歩などを楽しむことができるのは、このSUPクルージングです。水面で風や波に揺られながらボードに上に立ったり座ったりしながら漕ぎ進みます。普段陸上からでは見られない水面からの景色や自然の景観・生物の観察や、シュノーケリングで水中の世界を楽しんだり、アウトドア体験など、のんびり体を動かしながら様々な”非日常体験”を手軽に体感できます。

【楽しみ方①】陸からでは見られない自然を間近で楽しむ

SUPは大型船だと入っていけないような入江にも入っていくことができ、両側がちょっとした崖になっているような箇所や洞窟を探検することができます。間近で見ると想像以上に迫力があり圧倒されます。

水上からしか行けないところに上陸したりするのも冒険のようでとても楽しいです。

また、鳥、魚、一風変わった植物など、様々な生物にも出会うことができます。

【楽しみ方②】良いポイントでシュノーケリング、水中探索を楽しむ

海の中の世界

SUPをベストなポイントへ漕いで行って、シュノーケリングを楽しむこともできます。
水中の幻想的な世界も体感することができます。

【楽しみ方③】普段見慣れた街でも水面から“非日常”な特別な体験を楽しむ

川から撮影した横浜の街

自然のみならず、街中を流れる川でSUPで楽しむ、ということもできます。普段とは見え方が変わって、船よりも水面に近くSUPでしか見られない光景を楽しむことができます。

【楽しみ方④】写真撮影を楽しむ

カメラマン

SUPクルージングは体を動かすのですが、終始激しく動き回るものではなく、のんびりマイペースに楽しむものなので写真を撮る余裕があります(※カメラの防水対策は必須です)。陸からは見られないようなダイナミックな景観や生物など、良い被写体が豊富。それらをファインダーに収めることができるので撮り甲斐があります。小回りが効き自分の好きな場所へスイスイと行けるので、ベストな撮影ポイントを探し、こだわりの一枚を撮影できます。

【楽しみ方⑤】アウトドアでの体験を楽しむ

小舟のような感覚で積荷を持っていくことも可能。調理器具を持ってSUPを出航し、人が足を踏み入れていないビーチなど好みの場所に上陸して、自然の景観を楽しみながら、調理からこだわって食事を楽しんだりもできます。

【楽しみ方⑥】適度なスポーツを楽しむ(体幹を鍛え体のバランスを整える)

体幹トレーニング

立って漕ぐと、腹筋・背筋など、想像以上に体幹を使います。また、漕ぐのに腕の力も使い、バランスを取るため踏ん張るのに足の筋肉も使います。そこへ、風や波、流れなどの自然からの抵抗で大きく負荷が加わります。自然の中での爽快感を味わいつつインナーマッスルや全身の筋肉をほどよく使えて、適度なスポーツを楽しむことができます。

SUP Yoga(サップヨガ)とは

SUPヨガ

SUPボードの上でヨガを楽しみます。タレントの田中律子さんが日本サップヨガ協会の理事長をされていることでも知られます。
陸上とは違って、水上だと風や波がありその抵抗に耐えながらのヨガなので、陸上よりもバランスを取るのが難しいです。そのため、普段使わないインナーマッスルや細かい筋肉を鍛えることができます。

太陽の下、水面で水の音や自然を感じながらヨガができるので、リラクゼーション効果が高く心地良いヨガができます。

SUPフィッシングとは

SUPフィッシング

SUPボードから釣りをします。SUPを漕いで良い漁場へ行って釣れるのが魅力。SUPボードは物にもよりますが一人乗りのもので3m程度あり、クーラーボックスや釣り道具一式を積んで出航できます。魚群探知機をつけたり、SUPボードにエレキモーターを取り付けてモーター駆動化し、手で漕がなくても自動で進むようにすることもできます。

SUPサーフィンとは

SUPサーフィン

SUPボードで波乗りをします。
サーフィンでは、沖に出るための移動時や波に乗るために勢いをつける時、ボードに腹這いで手で漕いでパドリング(水をかいてボードを前進させること)をします。SUPサーフィンのパドリングはボードに立った状態でパドルを使って行うので、腹這いの姿勢で腕全体を使うより楽にパドリングができます。そのため、移動で体力を消耗しにくく、波乗りの際も勢いをつけやすいです。目線の位置も高いので波や周囲の状態を把握しやすく波に乗るタイミングも取りやすいです。

また、サーフィンだと波の上でサーフボードに立つまでが難しく、幾度となく練習してやっと乗れた・・・!というように初心者には難易度が高いスポーツです。他方SUPサーフィンはサーフボードよりも一回り大きく浮力が強くて安定感があり、比較的短時間の練習で波乗りができます。サーフィンには不足感のあるスモールサイズの波でも波乗りができ、初心者の方でも早期に波乗りの爽快感を味わうことができます。

SUPレースとは

SUPレース

水上をSUPで漕いでそのスピードを競います。短距離〜長距離(10km以上)にゴールを設置し、早くゴールした選手が勝ちというルールの競技や、ビーチからスタートし、設定されたブイを経由してビーチへ戻ってくる速さを競う競技などがあります。

基本的には「単調に漕ぐ」というものですが、波や風の影響を受けた色んな水面の状態に対応するために広範囲にテクニックが必要になるため、そのテクニックを習得していくのが楽しみの一つ。そのため水面の状態に左右されず自分が思ったタイミングで練習ができ、「バランスを取って体幹を使う」というSUPの構造上からもダイエット効果が高いことに加え、沖へ出て競技することが多く自然を体感しながらの爽快感も感じられます。

そのほか最先端SUPアクティビティ

SUPそのものに対してでも目新しさを感じられる方も多いかと思いますが、その中でも特に新しい最先端のアクティビティをご紹介します。

Wing SUP(ウィングサップ)とは

通常、SUPはパドルで漕ぐ力を動力として進みますが、WIng SUPはWingという帆の代わりとなるものを別で準備しウィンドサーフィンのように風を動力源に水面を滑走します。
SUPクルージングは風に煽られると漕ぐのにかなり力が必要になるのですが、風も動力源に変えてしまうことで、風の日もSUPを楽しむことができます(風が強い日のSUPは勢いに乗って沖に出て帰ってこれなくならないよう注意は必要です)。

River SUP(リバーサップ)とは

River SUPというと川でするSUP全体を指すこともありますが、ここでは川の流れの早い瀬を越えたりスラローム(蛇行)で下ったりする、アクティブなスポーツのこと指します。

スポンサーリンク

目次に戻る   

結び

SUPは、ご紹介してきたとおり楽しみ方は汎用性に富み、性別年齢問わず、多様な趣向の方が楽しむことができます。

色々と目移りしてしまったかもしれませんが、まずはSUPクルージングだけでも、普段と全然違う体感ができてロケーション毎に趣が大きく変わるので、飽きが来ずに十分に楽しめます。

また、SUPボードを揃える場合、汎用的にどのアクティビティでも対応できるオールラウンド型のSUPボードもありますが、メインで楽しみたいアクティビティの種類によっては、そのアクティビティ向けのボードを揃えた方がベターな場合もあります(特に激しめのスポーツに該当するSUPサーフィン・SUPレース・River SUPの場合)。

SUPボードや道具を取り揃える前に、どのアクティビティが興味深いかイメージを膨らませておくと良いので、本記事をイメージ固めのご参考にしてくださいね。

関連:
持ち込みSUPで毎回発生する「準備・後片付け」が快適にできるよう、準備・後片付けに必要なグッズや選び方、筆者のおすすめを記事にまとめました。こらもぜひ合わせてご参考にしてください。
スポンサーリンク

コメントを残す


   \この記事がご参考いただけたら、シェアをお願いします/

▶︎ SUP歴は2021年~。 ▶︎ 元々ウォータースポーツをやっていたわけでもなく、陸上主体生活を送っていた普通のOL。あるとき、私を海へ勧誘しようとしたサーフィン好きの相方さんに、サーフィンよりゆるく始められそうなSUPを提案されたので始めてみたら、現在、すっかりハマっている。 ▶︎ SUPをする場所は関東近郊を中心に、全国つつうらうら。 ▶︎ 想像以上に感動体験が多く、適度な運動とストレス発散にもほどよいSUP。個人がプライベートでも気軽にSUPを楽しめるよう、スポット情報を中心にまとめていくことにしました。

▶︎ My SNS >>