【三重/熊野・青の洞窟(ガマの口) | 持ち込みSUPスポット情報】透き通った青い海×奇石の洞窟
日本最古の神社や迫力のある奇石のスポットなど、世界遺産や天然記念物が集結する熊野にある、青の洞窟ガマの口。
太平洋に面した透き通ったブルーの海と、熊野の奇石が魅せる自然の造形美が見られるスポットの情報を掲載します。
なお、筆者は二度伺いましたが、台風2号の影響でうねりがとても強い日や強風&雷雨の日に被ってしまいしっかりSUPできず…。そのためこの記事では情報のみを掲載します。(またSUPができたらレビューをアップします)
– Contents – ➖
見どころ・SUP禁止場所を含む全体MAP
青・クルージングコース/黄・利用施設/赤・SUP航行注意ポイント
※各アイコンをクリックするとポイントごとの情報が見られます。
青の洞窟(ガマの口)SUPの見どころ
水質良好、透明度の高い遠浅の青い海
エントリーポイントの新鹿(あたしか)海水浴場は、吉野熊野国立公園内(三重、奈良、和歌山の3県にまたがる山岳・河川・海岸の自然に恵まれた広大な地域を占める国立公園)の太平洋に面した、周囲が山に囲まれた入江にあります。東海地方では有数の広さを誇り、きめ細かい白い砂浜に青く透き通った海が特徴的です。
青の洞窟(ガマの口)
新鹿海水浴場から直線距離で片道2.8kmほど湾の中を東へ進み新鹿湾から外洋への出口付近まで来ると、青の洞窟(ガマの口)があります。このあたりはリアス式海岸が続き、ガマの口のさらに東側の湾には名勝天然記念物の楯ヶ崎、ガマの口から西側、新鹿湾を超えてすぐの湾には世界遺産の鬼ヶ城があり、いずれも奇石の造形美が素晴らしいスポットです。
ここガマの口付近も同様の柱状節理というマグマが冷えて固まり切り立った崖のようになっている場所にあります。
洞窟はそんなに高さはないのですが、この柱状節理が侵食して空洞になっていて中に入れます。ブルーで透き通った海と奇石のコントラストが美しく、熊野の「青の洞窟」とも言われる遊覧船でも周遊される絶景スポットです。
二本の清流が流れ込み川遊びもできる
このスポットは新鹿湾内を出口まで行った先にガマの口があり、終始新鹿湾を漕ぐことになるのですが、この新鹿湾には「里川」「湊川」という綺麗な清流が流れ込んでいます。川自体はかなり浅い(海から行けるところ)のでSUPをするには浅すぎるかも、、という感じではありますが、海なのに川魚も見ることができる希少な場所です。
スポット周辺には世界遺産や天然記念物などが集結
SUPで行く場所ではないのですが、折角熊野に足を運んだなら合わせて行きたいのが世界遺産(鬼ヶ城、花の窟(はなのいわや)神社)や天然記念物(楯ヶ崎、獅子岩)。新鹿湾を中心とした12、3km圏内に世界遺産や天然記念物が集結しています。
位置関係がわかるように地図を掲載しておきます。
世界遺産や天然記念物ってやはり圧巻です…!ぜひ合わせて立ち寄ってみてください。
(エントリーポイントの新鹿海岸(★)とガマの口は青色マークになっています。詳細はマークをタップで表示できます。)
駐車場
新鹿観光協会の駐車場を利用。
1,000円/日(2023年5月・シーズンオフ時)
新鹿海水浴場の周辺には全部でここを含めてほかに4箇所駐車場があるようです。
エントリーポイント
新鹿海水浴場からエントリー
トイレ・シャワー
トイレ
駐車場から砂浜に向かって右手にあります。
シャワー
トイレの前に腰の高さの水道があり、SUPや小物、手足を洗ったりすることができます。
筆者は利用しませんでしたが、新鹿海水浴場に更衣室や体を流せるシャワー(有料)もあるようです。(シーズンオフ時は要確認)
青の洞窟(ガマの口)の気象について
波が強い日が結構ある(凪の日を狙うこと)
新鹿海水浴場についての色々な観光案内に「波が穏やか」と記載がある一方で、「波が高かった」という口コミも散見されます。筆者が足を運んだときも台風2号の影響ですがかなり高かったです。筆者はその日、同じく太平洋側の和歌山でもSUPをしていて、その時から波長が長いから怖いなと思っていましたが(波長が長い時は波の威力は結構強いのです。また別の回で詳しく書きます。)、入水時に支障はさほど感じませんでした。
しかしこの新鹿海水浴場、特に浜からすぐの場所でいきなり深くなっているのか、波が綺麗に面ができていて少し巻いていました。そのためエントリーしづらく海からも上がりにくい状態。(砂浜から海に向かって右方向は比較的波が低くなりますので浜の右手に行くと少しだけ交わせました。)
浜から巻いている波を見て既に結構怖かったのですが、駐車場のおじさんに「今日はさほど波は強くない。ここの海は遠浅だからほとんど事故もないし大丈夫。」と言われたため波を交わして海に出てみたものの、出た先も変わらず相当波が高かったです。
ガマの口は新鹿湾の出口から少し外側に出ます。ああゆうところって三角波になりがちな印象。ここより余計に波が高い可能性が高く、危険を感じたので早々に引き返してその日はSUPするのをやめました。
海から上がった際、その少し前にSUPでガマの口まで行かれた方がいらっしゃったので話を伺いましたが、筆者と同じく駐車場の方の話を聞いて行ってみたが波が高すぎて怖かったとのこと。…やっぱり。
この新鹿湾、地形的に入江になってはいるものの太平洋側・南東側に口が開いた湾になっているので、遠方の台風の影響ももろに喰らうのではないでしょうか…。(台風って南東から来ることが多いような…?そのうねりが入りやすいのでは…??)
駐車場の方のお話があてになりませんでしたが、SUPでガマの口へ行っている方は結構多いようで、皆さん「凪の日狙い」のようです。SUPの場合風に気を取られがちですが、必ず波もチェックして現地にいきましょう。
SUPクルージングでは初心者は波高0.5m程度まで、中級者以上でも波高1m程度までに止める方が無難です。
風について
紀伊半島の他の地域は風が強いですが、熊野あたりはいつ見ても比較的風が少ない印象です。
SUPクルージングでは初心者は平均風速3m程度まで、中級者以上でも5m程度まで(オフショアを除く)に止める方が無難です。
青の洞窟(ガマの口)にて個人でSUPをする際の注意事項
波に注意すること
「穏やかな海」の日もあるようですが、結構な確率でうねりが入るようです。気象の欄、波が強い日が結構ある(凪の日を狙うこと)にも書いていますのでご一読の上、必ず波の情報を見て出航判断してください。
青の洞窟(ガマの口)付近は外洋なので風波に注意
ガマの口までは湾内なのですが、ガマの口付近になると外洋になります。風や波などには十分注意してください。
エントリーポイントから青の洞窟(ガマの口)まで距離があるので体力を考えて航行すること
エントリーポイントの新鹿海水浴場から青の洞窟(ガマの口)まで、直線距離でも片道2.8kmと結構な距離があります。そのため、帰りの体力も考えて、くれぐれも無理をしないよう留意してください。
結び
名古屋方面や大阪方面から比較的足を運びやすい綺麗な海を楽しめるスポット。
特に波の情報には注意してチェックの上、足を運んで見てください。
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