京都/天橋立|持ち込みSUP事前調査情報
SUPができる場所[SUPスポット]

【京都/天橋立 | 持ち込みSUPスポット事前収集情報】日本三景・白い砂と青い松並木の特別名勝

天橋立は、「白砂青松(はくさせいしょう)」と呼ばれる白い砂と6700本に及ぶ青い松並木の砂州(さす)です。内海(阿蘇海)・外海(宮津湾)とを分断するかのように真ん中に一本道が形成されていて、それがおよそ3.6㎞も続きます。同様の特徴がある地形は世界にも類をみず、名勝の中でも特に価値が高い「特別名勝」に指定されています。

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全体MAP

青・クルージングポイントと見どころ黄・利用施設
※各アイコンをクリックするとポイントごとの情報が見られます。

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見どころ

古代から人々が訪れたい名所・日本三景「天橋立」

天橋立は、数々の文化品や芸術品に登場し脈脈とその奇観を語り継がれてきました。

奈良時代(713年)の「丹後国風土記」というかなり歴史の古いものから登場し、「小倉百人一首」などでは「都人(貴族)の憧れの地」として詠われています。世が安定するに従って旅が大衆の娯楽とされはじめた江戸時代には歌川広重の浮世絵で紹介され、民衆も名所として認知するところとなっていきます。古代から人々が“訪れたい”名所なのです。

天橋立を山の上からの見た眺望が「天に舞い上がる龍のように見える」ことで知られます。
一方、散策では近くから白い砂と青松のコントラストに透明度が高く美しい海のシーブルーを見ることができます。(折角なら欲張りに両方見たいですね)

各式の高い相当な凄みのある神社と、寺院やこの地独特の橋を散策

  • 天橋立は片道3.6kmあり、往復しようと思うと結構距離がありますので、事前に周遊ルートを考えて散策されるのがおすすめです。
  • 「智恩寺」「天橋立神社」「廻旋橋」「元伊勢籠神社」「眞名井神社」が天橋立上に直線的に位置していて周遊しやすいです。
  • 中でも「眞名井神社」は日本最古のパワースポットと称される凄みのある場所です。
  • 水辺のスポットから離れますが、高台からのビュースポットのひとつ「成相寺」がSUPエントリーポイントに記載した場所からも比較的近く紅葉スポットとしても有名でおすすめです。

以下に天橋立の神話と上記それぞれの神社・寺院・橋の特徴を記載しています。周遊の際やプラン立ての際のご参考にしてください。
情報量多めなので今必要でない場合は読み飛ばしてください(読み飛ばす場合はここをクリック

天橋立神話

かつて国を造るため地にいた男神(イザナギノミコト)が、天にいる女神(イザナミノミコト)に会うため、天と地の逢瀬に必要なハシゴを造ります。そのハシゴが神の寝ている間に倒れてしまい、松並木が美しい天橋立となりました。

智恩寺

日本三文殊の一つ。文殊菩薩は知恵を司る菩薩を指します。入り口の大きな三門・黄金閣と、くぐった先左にある多宝塔は、京都府の指定文化財に登録されています。そのほかにも国の重要文化財も多く所蔵しています。

天橋立神社

天の橋立の中服にあり、智恩寺に属する神社。八大竜王(はちだいりゅうおう)、豊受大神(とようけのおおかみ)、大川大明神が祀られている。天橋立の日本を創った夫婦の神様イザナギ・イザナミの神話にあやかり恋愛成就のパワースポットとされています。
「磯清水」という、塩分の一切含まない不思議な湧水があります。

廻旋橋

天橋立は二つの橋で繋がっています。船が通るたびに90度自動で旋回する「廻旋橋」と呼ばれる橋があり、この独特の地形でしか見られない光景です。

眞名井神社

元伊勢と呼ばれる格式高い神社。縄文時代(2500年以上前)からそのままの形で祀られる「磐座」(祭祀場)がある日本最古のパワースポット。日本を作った夫婦の神様とされるイザナギ・イザナミとともに伊勢神宮・内宮外宮の主祭神(天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおかみ))を祀っており、後に主祭神は伊勢神宮へ引っ越しすることとなったため「元伊勢」と呼ばれています。

元伊勢籠神社

上述の主祭神の引っ越し後、本宮を奥宮眞名井神社の地から、現今の籠神社の地へと遷しました。
本殿は伊勢神宮と同様に「神明造り」。
「五色の座玉すえたま」は伊勢神宮御正殿と籠神社以外にはないため、神社建築史上特に貴重とされています。

成相寺

成相寺パノラマ展望台からの天橋立の景観が素晴らしいようです。成相寺を経由してからでないと入れない場所で、観光協会駐車場〜成相寺は5kmほど山を上がり、成相寺〜成相寺パノラマ展望台まではさら1kmほど(約4分)車で向かいます(入山料500円、駐車場は無料)。

元々は日本古来の山岳宗教の修験場でした。五重塔があり、国の重要文化財に指定されている鉄湯船と呼ばれる掛け湯のための湯船など複数の見どころがあります。しゃくなげや紅葉の名所としても名高い場所なので、合わせて立ち寄ってみてください。

軽い気持ちで調べていたのですが、これは・・・。眞名井神社、神秘的な物凄い各式のある神社ですね。
イザナギ・イザナミや天照大御神・豊受大御神の神話を詳しく知りたい場合はオリラジ中田敦彦のYoutube大学・古事記編が個人的にはわかりやすくておすすめです。興味のある方はどうぞ。

湾なので波風の影響を受けにくく比較的安心してSUPできる環境

外海という書き方をしていますが、宮津“湾”内のため波風をもろに受けることが少なく、流されて漂流する心配もないです。天橋立の海岸線の広大なフィールドを穏やかにSUPすることができます。

透明度も高く海の水はとても綺麗です。

補足情報:対岸の岬の裏側はシュノーケリングポイント

エントリーポイントから対岸に向かった先からさらに裏手の海岸線はとても海が綺麗なポイントで、関西らしからぬリゾート感がある場所のようです。エントリーポイントから直線距離で対岸の田井というビーチあたりまで4km弱(全体MAPにも掲載しています)・・・。SUPで行くにはちょっと距離がありますね、、。

陸地からアクセス可能ですが、コロナ禍より駐車場の利用ができない模様。立ち寄り場所として、時間が許すのであれば少し立ち寄ってみたいエリアなので情報掲載しておきます。

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駐車場

天橋立の表側とは逆サイドですが、海に入りやすく天橋立神社への参拝もしやすいのでおすすめです。(界隈では唯一無料なのも◎)

駐車料金:無料

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エントリーポイント

外海(宮津湾)側からエントリーしてください。(注意事項にも記載していますが、内海(阿蘇海)でのSUPはできません)

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トイレ・シャワー

トイレ

駐車場からすぐに公衆のものがあります。

シャワー

あたりに使える水道があるかがわからないため、何らかの事前準備をする方が良いです。

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現在の気象

天橋立神社付近にマークし表示しています。
海面のコンディションチェックにお役立てください。
(以下出航判断の目安も記載していますが、出航判断は自己責任の下行ってください。くれぐれも無理な出航は控えて安全にSUPを楽しみましょう!)

天気予報

表記の補足:風=その時間の平均風速、風速=瞬間最大風速

地形などにもよりますが、SUPクルージングでは慣れないうちは風速3m/s以内が出航判断の推奨目安です。また、オフショア(沖に向かって吹く風)が強い時は出航は控えた方がベター。

地形やその他のコンディションにもよりますが、SUPクルージングでは波高0.5m程度までが出航判断の推奨目安です。

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注意事項

内海(阿蘇海)では持ち込みSUPはできません(日中観光船が走っているコースがあるため)。
外海(宮津湾)では自由にSUPすることが可能です。
ジェットスキーなどが多く航行しているようなので、注意するようにしてください。

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結び

日本を代表する歴史的なスポットの数々が見られます。
陸路からアクセスする場所の掲載ボリュームがやや多めとなりましたが、目を見張るような観光スポットのすぐ傍で、SUPをのんびりとできるフィールドが広がる稀有なスポットです。
気象の影響で外海でのSUPが難しい場合にも利用しやすいSUPスポットです。

関連:
持ち込みSUPで毎回発生する「準備・後片付け」が快適にできるよう、準備・後片付けに必要なグッズや選び方、筆者のおすすめを記事にまとめました。こらもぜひ合わせてご参考にしてください。
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▶︎ SUP歴は2021年~。 ▶︎ 元々ウォータースポーツをやっていたわけでもなく、陸上主体生活を送っていた普通のOL。あるとき、私を海へ勧誘しようとしたサーフィン好きの相方さんに、サーフィンよりゆるく始められそうなSUPを提案されたので始めてみたら、現在、すっかりハマっている。 ▶︎ SUPをする場所は関東近郊を中心に、全国つつうらうら。 ▶︎ 想像以上に感動体験が多く、適度な運動とストレス発散にもほどよいSUP。個人がプライベートでも気軽にSUPを楽しめるよう、スポット情報を中心にまとめていくことにしました。

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