南房総/勝浦湾アイキャッチ画像
SUPができる場所[SUPスポット]

【南房総/勝浦湾 | 持ち込みSUPスポット情報】透明度抜群、太平洋を臨む千葉県のリゾート別荘地

首都圏は酷暑が連日続く中、首都圏にありながらも涼しく、避暑地として有名な勝浦のことをテレビで見かけました。

涼しいのであれば透明度も高いのでは!(プランクトンが繁殖しにくい?)ということで、透き通った海を求めて、神奈川から2時間ほどの南房総のリゾート地、勝浦に行ってきました。

足を伸ばした甲斐あり、とても綺麗な海を満喫することができました。

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全体MAP(クルージングコース、利用施設、SUP航行注意ポイントなど)

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南房総/勝浦湾SUPの見どころ

透明度の高い海

期待通り澄んだ水でとっても気持ち良かったです。(水温が低めなのでプランクトンが繁殖し難いからかどうかは不明)

今回はうちの相方さんが魚探を持ってきたので、水深を測りました。エントリーしてすぐに防波堤があるのですが、その手前あたりで水深2mほど、防波堤を超えたあたりで6mほどでしたが、いずれも海底がキレイに透けて見えました。

 地図内のアイコンタップで詳細が表示されます。

海底が岩礁や砂などバリエーションに富んでいる

エントリーポイント界隈は海底が砂のゾーンですが、沖に向かって右側の漁港方面に向かうと海底が岩礁ゾーンになります。

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岩礁ゾーンには、魚が沢山いました。

シュノーケリングをしていると、岩礁が深く落ち込むところなども見られたので迫力がありました。

なお、岩礁の付近には漁港の入り口にあります。このときは漁港の入り口は避けて潜っており、漁船の出入りもなかったのですが、もしこのあたりでシュノーケリングする際は漁港の出入り口は避けること・船の出入りにはくれぐれも注意してください。

深い入江や海食岩が連続するリアス式海岸

尾名浦・めがね岩

尾名浦という小さな海岸があり、そのすぐ近くにめがね岩という海蝕洞があります。エントリーポイントからめがね岩付近までで2kmほどなので、クルージング途中の休憩地点としてもちょうど良さそうです。

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私たちは海に向かって湾の右側のふちへりを漕いでモニュメントのような岩のある辺りまで行きましたが、波が強かったため尾名浦・めがね岩までは行かず途中で引き返しました。

同じポイントをGoogleMapの航空写真で見てみると、やはり思いっきり白波が立ってますね。

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GoogleMapでも白波の写真なので、白波が立っていることが多いのかもしれません。

ちょうど近くにSUPツアー中の方たちが居たのですが、エントリーポイントから真っ直ぐ、湾の沖合にいたと思ったら、目を離している隙に居なくなっていたんですよね。(↓地図のピンクのルートがくの字の反対に折り曲がっているあたりに居た)

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この白波ゾーンを避けて湾の真ん中らへんに出てから、尾名浦・めがね岩の方に行ったのかな。

今回は手前の方で引き返したため周遊範囲が狭すぎたので、次行くならこんな感じで周遊しようかなぁ、というコースを全体MAPにモデルコースとして掲載しています。海況等により適宜のご判断は必要ですが、ご参考まで。(MAP内のピンク色のコースです)

鵜原理想郷

大正初期に別荘地とする計画があったことから「理想郷」と呼ばれるようになった入江の景勝地。茶色とベージュの縞模様の岩壁が入江の出口の壁面となっていて、神秘的でありつつダイナミックな景観が見られます。

与謝野晶子や三島由紀夫など多くの文人墨客が数々の作品を残したほどで、広大な太平洋の荒波に浸食された岩壁の造形美は房総随一とも言われているのだそう。

 地図内のアイコンタップでポイントの詳細や写真が表示されます。また、表示された写真を再度タップすると、そのポイントのほかの写真も見ることができます。あいにく掲載できる写真がないので、ここからどんな場所かチェックしてみてください。

GoogleMapを見ていると、鵜原理想郷の道中も見どころも豊富にあって、行けなくはなさそうではあるもののちょっと距離があります(片道3kmほど)。

それに加えて外海を暫く漕がないといけないんですよね。湾から出た外海だと直風にもさらされるし、ここの沖合は磯が露出しているので波が跳ね返ったりして海面が荒れているようなので、海況の悪い中長い距離を漕ぐのは結構大変かも。

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(ドローンの空撮等も見てみましたが、鵜原理想郷の近海は結構白波が立っていました。GoogleMapでも白波が見て取れますね。)

この付近、エントリーした勝浦湾以外にも、勝浦湾から鵜原理想郷を隔てて西側に向かって、鵜原海水浴場、守谷海水浴場、興津海水浴場と立ち並んでいます。鵜原理想郷へは勝浦湾ではなくその3つの海岸からの方が行きやすいかもしれません。

また、勝浦湾〜鵜原理想郷の道中にも色々見どころ的なポイントがあり気にはなりますが、海況に不安があるので、全部見ようと固執せず鵜原理想郷と近くの入江あたりで引き返す方が無難な気がします。

鵜原海水浴場、守谷海水浴場、興津海水浴場の詳細は補足:近隣スポットのご紹介の欄に記載しています。

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見どころの下調べって大事

シュノーケリングをして満足したことや、この日は予報では風が強めで波も強かったことから、それより奥に行かずに引き上げました。しかし、もう少し奥に行くと景勝地ゾーンだったんですよね…。この記事を書きながら気づきました。

結構湾の奥側まで来ていると思っていたら、思っていたより全然手前でした。また、予報では風が強めでしたが実際はそれほどでもなく(後で過去天気(実績値)を見返してみると3m/sくらい)、波は湾のふちべりの白波を気をつけて進めばもう少し奥に行っても問題なかった気がします。

気持ち良かったので概ね満足でしたが、折角足を伸ばして行ったし、景勝地、見たかったなぁ…。なんか勿体無い。

風・波などを含むコンディションは、その日の状態や現地に行ってみないとわからないことも多いですが、景勝地のことや位置などの「見どころ情報」は事前に把握できました。もう少し頭に入れておけば、今回は見に行けましたね…。

コンディションによって無理は禁物なのはもちろん大前提として。その日その場所のコンディション下でスポットを最大限楽しもうと思うと、見どころの下調べって大事だなぁと、改めて思ったのでした。

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駐車場

美盛丸さんでお借りしました。

 地図内のアイコンタップで詳細が表示されます。

1,000円/日(シャワー・水道・トイレもお借りできました)

下調べした目的地近くで駐車場を探したい時・確実に駐車場を予約したい時には【駐車場シェア】も便利 

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公共交通機関からのアクセス

勝浦駅から1.1kmの平坦な道なので、公共期間でのアクセスもしやすいです。

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エントリーポイント

串浜(海に向かって右側)からエントリー

駐車場をお借りした美盛丸さんから128号線沿いを海に向かって右手に300〜400m、徒歩4〜5分ほど進むと、信号付近に浜に降りれる階段があります。

こちらは防波堤もあるので波が立ちにくく出艇しやすいです。

ちなみに、同じ串浜でも美盛丸さんから海に向かって右側の方から出艇するのがおすすめです。理由は以下のとおりです。

串浜でも海に向かって左側は波が高い日のエントリー不可

美盛丸さんの駐車場から左手に歩くと、ほどなくして高架下から浜に降りられる階段があります。

 地図内のアイコンタップで詳細が表示されます。

こちらの方が海に近いのですが、ここはサーフポイントで、日にもよるのかもしれませんがかなり波が上がっていました。(あたり一面に波が立っていて、高さは波待ち中のサーファーの肩くらいありました)

エントリーできそうになかったので、先にご紹介した防波堤のある右側奥まで行って出艇しました。

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トイレ・シャワー・水道

駐車場をお借りした美盛丸さんでトイレ・シャワー・水道すべてお借りできました。

 地図内のアイコンタップで詳細が表示されます。
簡易ボックスの中でしたが、洋式の普通の水洗トイレで、清潔にされていたので良かったです。
水シャワーのみですが、駐車場利用する場合は無料でお借りできました。(駐車場利用がない場合は有料のようです)
シャワーの横に水道もありました。
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補足:近隣スポットのご紹介

勝浦湾から鵜原理想郷を隔てて西側に、鵜原海水浴場、守谷海水浴場、興津海水浴場が立ち並んでいます。鵜原理想郷へはこの3つの海岸からの方が行きやすいかもしれません。また、鵜原理想郷以外にも色々楽しめて、SUPもしやすそうです。

 地図内のアイコンタップでポイントの詳細や写真が表示されます。また、表示された写真を再度タップすると、そのポイントのほかの写真も見ることができます。

利用できる施設・設備

いずれの海水浴場も、シャワーやトイレなどの設備もあるようで(時期により利用でできない可能性もあるので要確認)、SUPの持ち込み関しては、鵜原海水浴場と興津海水浴場は問題なさそうです。(守谷海水浴場はリサーチ不足で現時点ではわかりません。)

駐車場もどの海岸も近くにあるようです。

公共交通機関でもアクセスしやすい

公共交通機関をご利用の方も、鵜原駅、上総興津駅が近くにあります。鵜原海水浴場と興津海水浴場はそれぞれ徒歩5分程度、真ん中の守谷海水浴場でも徒歩12-3分程度です。

いずれも水場もあるようなので、電車で現地に行きたい方も楽しめるスポットです。

風をかわし、波も穏やか

いずれの海岸も南東〜北東の風もかわすようで、普段は波も少なく穏やかな海岸とのこと。

景勝地(鵜原理想郷)を周遊しやすそう

一番西端の興津海水浴場から鵜原理想郷の入り口付近まで片道2.5kmくらいで、ちょうど良い距離感。体力的にご不安な方は、一番近くの鵜原海水浴場からエントリーすれば鵜原理想郷の入り口付近まで500mで到着できます。

ほかに遊べるポイントが豊富そう

3つの海岸がまとまって大きく湾のようにもなっていて全体的に内海になっています。そのため、エントリーする海岸以外の残り2つの海岸も、一度にSUPで周遊できそうです。

シュノーケリングが楽しめる場所も豊富にあるようです。また、守谷海水浴場の湾内には渡島という離れ島に赤い鳥居があり、鵜原海水浴場には白い鳥居があるのも神秘的です。

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南房総/勝浦湾の気象について

風について

南側からの風の影響がメインのようで、それ以外の風向きは入りにくいようです。南風がメインの暖かい季節はオフショアにならず安心感があります。また、勝浦の地形自体が北からの風もかわしやすいという情報も見かけましたので、オフシーズン時もSUPを楽しめるタイミングが多そうです。

また、暖かい季節は、風は午後から強くなる日が多いようです。風で水面が荒れない分透明度も午前の方が綺麗なようです。実際私が行った日も、午後は砂が巻き上がってしまって水底が見えにくくなったように感じました。

そのため、午前中に遊ぶのがベストです。

波について

私が行った日の当たりが悪かっただけかもしれませんが、うねりががっつり入っている日でした。(サーフ情報を見ていると、うねりががっつり入らない日もあるみたいです)

そのため、エントリーがしづらかったです。波が高い場合は湾の右側から出るのがおすすめです。詳細はエントリーポイントのところに書いています。

クルージング途中、ところどころ白波が立っているポイントがありました。湾のふちで波が当たって跳ね返っている様子も見られました。(詳細は景勝地(尾名浦、めがね岩、鵜原理想郷)のことを書いているあたりに記載しています。)

また、潮が満ちるタイミングに被ったからか潮流も結構強めで、シュノーケリングで泳いでいる時、沖から湾のふちへ向かって強く押される感覚がありました。

気温・水温について

気温はこの日、東京がピークで35.5℃だったようですが、勝浦は最高で30.4℃。そこから本日(8/4)までざっと見てみましたが30℃を超えたのは8/1のピーク時間の30.1℃のみで、ずっと20℃台をキープしていました。

とはいえ、水温は思っていたほど冷たいとは感じませんでした。
私の場合、首都圏の海に入るときの普段通りの格好で全く問題なく過ごせました。

その日の水温は、勝浦湾内の勝浦中央海水浴場が26℃でしたが、近隣スポットのご紹介で取り上げた西側の海岸エリアは23〜24℃。湘南で27℃くらいなのを考えると、入る場所によっては、少しだけ水温は低めのようです。

また余談ですが、勝浦は年間の最低気温が千葉県内で一番高い場所で、寒い季節は反対に比較的に暖かく過ごせる場所です。

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南房総/勝浦湾にて個人でSUPをする際の注意事項

波が上がっている日のエントリー時や湾のふちべりの白波に注意

先にも書いたとおり、しっかりうねりが入っている日はかなり波が上がるので、湾の真ん中あたり〜東側でのエントリーは難しいです。

また、白波ポイント・潮流が早いところにはくれぐれも注意してください。( >> 気象/波の欄から詳細を確認する

動力船の航行に注意

湾内には漁港が3つもあります。(私がSUPをした日には船に遭遇しませんでしたが)動力船の航行の妨げにならないよう、注意してSUPを楽しんでください。

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結び

勝浦界隈は水がとっても綺麗。また、リアス式海岸の景勝地エリアは迫力ありそうで、見応えが期待できます。首都圏の避暑地(季節が変わると避寒地)、足を運ぶ価値ありな場所です。

関連:
持ち込みSUPで毎回発生する「準備・後片付け」が快適にできるよう、準備・後片付けに必要なグッズや選び方、筆者のおすすめを記事にまとめました。こらもぜひ合わせてご参考にしてください。
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▶︎ SUP歴は2021年~。 ▶︎ 元々ウォータースポーツをやっていたわけでもなく、陸上主体生活を送っていた普通のOL。あるとき、私を海へ勧誘しようとしたサーフィン好きの相方さんに、サーフィンよりゆるく始められそうなSUPを提案されたので始めてみたら、現在、すっかりハマっている。 ▶︎ SUPをする場所は関東近郊を中心に、全国つつうらうら。 ▶︎ 想像以上に感動体験が多く、適度な運動とストレス発散にもほどよいSUP。個人がプライベートでも気軽にSUPを楽しめるよう、スポット情報を中心にまとめていくことにしました。

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